商談を終えた夜に、見積書を打つ。同じ内容を申込書に写す。納品後は、請求書にも同じ金額を打ち直す。単価を1つ打ち間違えると、3つの書類で金額がずれます。この打ち直しを、Geminiに引き受けてもらいます。
用意するのは、自分の料金表と商談の要約です。この2つをGeminiの通常チャットに貼って送ります。私が試したときは、約10秒で申込書、見積書、請求書が順に並びました。前の書類の内容は、次の書類へ引き継がれます。使うのは通常のチャット画面だけで、コードも特別なアプリも要りません。パソコンでする操作は、コピーと貼り付けです。
この記事には、依頼文の全文、練習用の料金表と商談の要約(どちらも架空)、そしてGeminiが実際に返した結果をそのまま載せています。上から順にコピーして貼れば、手元でも同じ書類が出ます。
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追加後、トーク画面で「書類一式」と送ると、商談から請求までの書類一式セットが届きます。
商談で聞くことをまとめた面談シートと、そのまま記入して使える料金表・申込書・見積書・請求書のひな形(Googleスプレッドシート)です。
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1 貼るのは2つ、出てくるのは3つ
結論から言います。自分で用意するのは、料金表と商談の要約の2つだけです。この2つを「依頼文」の決まった位置に貼り、ひとつのかたまりにして送ります。
- 自社の料金表の文章をコピーする
- 商談の要約の文章をコピーする
- 依頼文の決まった位置に、2つを貼る
- Geminiに送る
- 申込書、見積書、請求書が出る
- 数字を自分の目で確かめ、必要なら直す
- Googleドキュメントに出して、PDFで保存する

上の枠が、送った依頼文です。その下に、返ってきた申込書が見えます。
私が試したのは2026年10月9日です。場所はGeminiの画面(gemini.google.com/app)で、モデルの表示は「Flash」でした。送信から約10秒で、3つの書類が出ています。依頼文は2回試し、2回とも金額は正しく出ました。
2 相場を考えさせず、料金表の数字だけを使わせる
結論は、Geminiに金額を考えさせないことです。自社の料金表にある数字だけで、金額を組み立てさせます。
依頼文には、次のルールを入れてあります。品目名、単位、単価は、料金表に書かれたものだけを使う。料金表にない品目は、単価を「要確認」とし、金額には入れない。数量は、商談の要約にある数を使う。発行日やお振込先のように、どちらにも書かれていない情報は、推測させずに「(要入力)」と書かせる。
もうひとつ、出力する前に数量×単価と小計・合計を計算し直すよう求めています。とはいえ、Geminiが確かめたから大丈夫、とは考えません。数字は第6章で、あなた自身の目でも確かめます。
3 先に用意する2つの文章
結論です。料金表は「品目名・単位・単価」が分かる形に、商談の要約は「会社名・担当者・依頼内容・数量・納期・予算」が分かる文章にします。最初は、下の練習用で試してください。会社名も人の名前もメールアドレスも、すべて架空のものです。
【自社の料金表】
西尾Web制作(サンプル・架空)
ディレクション・サイト設計 1式 100,000円
WordPress基本設定・独自テーマ制作 1式 150,000円
ページ制作(トップページ) 1ページ 100,000円
ページ制作(下層ページ) 1ページ 30,000円
お問い合わせフォーム機能実装 1式 30,000円
運用レクチャー・更新マニュアル作成 1式 30,000円
商品写真の撮影 1枚 3,000円
(金額は税抜)
【商談の要約】
2026年10月8日 オンライン
先方:山田様(株式会社サンプル商事 総務部) メール:yamada@sample-shoji.example
先方は社員30人ほどの文具の卸会社。10年前に作ったホームページがスマホで崩れるため、作り直したい。
目的は新しい取引先を増やすこと。問い合わせがほとんど来ないので、問い合わせフォームも作りたい。
ページは、トップ、会社案内、商品紹介、お知らせ、問い合わせの5ページ。商品の写真は先方で用意する。
お知らせは、先方の山田様が自分で書き換えたいので、更新できる仕組み(WordPress)で作る。
納期は2027年2月1日の公開。予算の目安は50万円から60万円。
更新のやり方の説明会も希望。
自分の資料に置き換えるときのコツです。料金表は1行に1品目とし、最後に「(金額は税抜)」と添えます。依頼文は税抜の単価で計算するよう頼んであります。税込の単価を貼った場合の動きは、試していません。商談の要約にある数量は、数字ではっきり書いてください。
実際のお客様の会社名や担当者名を貼る場合は、先に自社の情報管理のルールを確かめてください。迷うときは、会社名と担当者名を伏せた要約で試してください。
4 依頼文を貼って送る
結論です。下の依頼文を全文コピーし、末尾の2か所に料金表と商談の要約を貼って送ります。
- Geminiを開き、Geminiの画面にある「チャットを新規作成」を押す
- 下の依頼文を全文コピーする
- 入力欄「Gemini に相談」に貼り付ける
- 末尾の「(ここに、自社の料金表の文章を貼る。…)」の部分を、第3章の料金表の文章に置き換える(【自社の料金表】の見出しの行は、依頼文の末尾にあるので、貼りません)
- 末尾の「(ここに、お客様との商談の要約を貼る。…)」の部分を、第3章の商談の要約の文章に置き換える(【商談の要約】の見出しの行も、貼りません)
- 入力欄の右にある、上向きの矢印ボタンを押す
あなたは、フリーランスの事務を手伝うアシスタントです。
下の【自社の料金表】と【商談の要約】から、申込書・見積書・請求書の3つを、この順番で作ってください。前の書類の内容を、次の書類に引き継ぎます。
ルール
・品目名・単位・単価は、【自社の料金表】に書かれているものだけを使う。自分で相場を考えて作らない
・【自社の料金表】にない品目は、単価を「要確認」と書き、金額には入れない
・数量は、【商談の要約】に書かれている数を使う。書かれていなければ1にする
・金額は、数量×単価で計算する。小計、消費税(10%)、合計(税込)を出す。金額は税抜の単価で計算する
・出力する前に、品目ごとの「数量×単価」が金額と合っているか、小計と合計が合っているかを、自分で計算し直して確かめる
・宛名は「会社名 御中」、担当者は「〇〇 様」と書く
・足りない情報(発行者の名前、発行日、お振込先など)は、推測せず「(要入力)」と書く
・先方が用意すると言った物や、頼まれていない物は、品目に入れない。備考に「先方でご用意(費用対象外)」と書く
・出力は、下の書式の3つの書類だけにする。あいさつ、アドバイス、次にやることなど、書類以外の文章は一切書かない
・表はMarkdownの表にする
【出力書式】
■ 申込書
宛名:会社名 御中(担当:〇〇 様)
件名:
申込日:(要入力)
品目表:品目|数量|単位|単価|金額
小計:
消費税(10%):
合計(税込):
備考:
■ 見積書
宛名・件名・品目表・小計・消費税・合計は、申込書と同じ
発行日:(要入力)
有効期限:(要入力)
備考:
■ 請求書
宛名・件名・品目表・小計・消費税・合計は、見積書と同じ
請求日:(要入力)
お支払期限:(要入力)
お振込先:(要入力)
備考:
【自社の料金表】
(ここに、自社の料金表の文章を貼る。品目名・単位・単価(税抜)を書く)
【商談の要約】
(ここに、お客様との商談の要約を貼る。会社名・担当者・依頼内容・数量・納期・予算を書く)

依頼文のなかの「書類以外の文章は一切書かない」という1行は、最初の依頼文には入っていませんでした。1回目は、頼んでいない「【次の一手】」という段落が、書類のあとに付いてきました。この1行を足して新しいチャットで送った2回目では、その段落は出ませんでした。上に載せたのは、2回目に使った最終版です。
5 出てきた3つの書類を読む
結論です。申込書、見積書、請求書の順に出て、金額は3つとも同じ数字でした。以下は、2回目にGeminiが実際に返した内容を文字に写したものです。画面では品目表がきれいな表になって出ます。ここでは、区切りをスラッシュにしました。
■ 申込書
宛名:株式会社サンプル商事 御中(担当:山田 様)
件名:Webサイトリニューアル制作
申込日:(要入力)
品目表:
品目 / 数量 / 単位 / 単価 / 金額
ディレクション・サイト設計 / 1 / 式 / 100,000円 / 100,000円
WordPress基本設定・独自テーマ制作 / 1 / 式 / 150,000円 / 150,000円
ページ制作(トップページ) / 1 / ページ / 100,000円 / 100,000円
ページ制作(下層ページ) / 4 / ページ / 30,000円 / 120,000円
お問い合わせフォーム機能実装 / 1 / 式 / 30,000円 / 30,000円
運用レクチャー・更新マニュアル作成 / 1 / 式 / 30,000円 / 30,000円
小計:530,000円
消費税(10%):53,000円
合計(税込):583,000円
備考:商品写真につきましては先方でご用意(費用対象外)
■ 見積書
宛名:株式会社サンプル商事 御中(担当:山田 様)
件名:Webサイトリニューアル制作
発行日:(要入力)
有効期限:(要入力)
品目表:(申込書と同じ6品目)
小計:530,000円 / 消費税(10%):53,000円 / 合計(税込):583,000円
備考:商品写真につきましては先方でご用意(費用対象外)
■ 請求書
宛名:株式会社サンプル商事 御中(担当:山田 様)
件名:Webサイトリニューアル制作
請求日:(要入力)
お支払期限:(要入力)
お振込先:(要入力)
品目表:(見積書と同じ6品目)
小計:530,000円 / 消費税(10%):53,000円 / 合計(税込):583,000円
備考:商品写真につきましては先方でご用意(費用対象外)

目を向けてほしい点は4つあります。
品目は6つだけ。 料金表には7つの品目がありましたが、「商品写真の撮影」は入っていません。商談の要約に「商品の写真は先方で用意する」とあったので、依頼文のルールのとおり、備考に「先方でご用意(費用対象外)」と出ました。
下層ページは4ページ。 要約にある5ページからトップを除いた、4ページです。4ページ×30,000円で、120,000円と出ています。
「(要入力)」が並ぶ場所。 申込日、発行日、有効期限、請求日、お支払期限、お振込先です。ここは、あなたが自分で入れます。
件名は、変わることがあります。 1回目は「ホームページリニューアル制作業務」、2回目は「Webサイトリニューアル制作」でした。金額と品目は、2回とも同じでした。
6 数字は、自分の目で見直す
結論です。出てきた金額は、毎回、自分の目で確かめてから使います。2回試して2回とも合っていましたが、毎回合うと言い切ることはできません。
1つ目。品目ごとの数量と単価。 自分の料金表と書類の単価が同じか、1行ずつ見比べます。
2つ目。品目ごとの金額。 数量×単価を電卓で計算します。下層ページなら、4×30,000円で120,000円です。
3つ目。小計、消費税、合計。 サンプルでは、100,000円、150,000円、100,000円、120,000円、30,000円、30,000円を足して、小計は530,000円です。消費税は小計の10%にあたる53,000円で、合計(税込)は583,000円になります。3つの書類で金額がそろっているかも、あわせて見ます。
7 Googleドキュメントへ出して、PDFにする
結論です。Geminiの回答は、表のままGoogleドキュメントに出せます。PDFにするのは、そこからです。
- Geminiの回答の下にある「…(その他のオプション)」を押す
- 「Google ドキュメントにエクスポート」を押す
- 「新しいドキュメントを作成しました」と出たら、「ドキュメントを開く」を押す

表は、表の形のままドキュメントに入りました。ここで「(要入力)」の場所を埋めます。ファイル名は依頼文の冒頭の文になり、長くなるので、あとで名前を付け直してください。

PDFにする手順です。
- Googleドキュメントの「ファイル」を押す
- 「ダウンロード」を押す
- 「PDF ドキュメント(.pdf)」を押す
この3つの項目が出ることは、画面で確かめました。ただ、実際にダウンロードしてPDFの中身を開くところまでは、していません。保存したPDFは、金額や宛名が崩れていないかを開いて確かめてから、お客様に送ってください。
8 (要入力)を埋め、出す前に見直す
結論です。「(要入力)」を埋め、宛名と金額をもう一度見てから、お客様に出します。
埋める場所は、申込書の申込日、見積書の発行日と有効期限、請求書の請求日、お支払期限、お振込先です。自社の名前や住所を書類に入れたいときも、ここで足します。今回の出力には、発行者の名前や住所の欄が出なかったからです。
この方法で出る請求書の書式が、税務や法律の要件を満たすかどうかは、確かめていません。インボイス制度で求められる項目も、確かめていません。満たしているとは言えない状態です。あなたの事業に必要な項目がそろっているかは、税理士の方や国税庁の案内で確かめてください。
9 この方法で、確かめていないこと
結論です。この記事で「できる」と言えるのは、ここまでです。次の点は、確かめていません。
無料のアカウントでの動作。 私が試したのは、有料プラン「Pro」のアカウントでした。
毎回、同じ書式で出るか。 試したのは2回だけです。書式の細かい部分は、毎回同じとは限りません。
書類の写真の読み取り。 この方法は、文章を貼る形です。料金表も商談の要約も、文章にしてから貼ってください。
PDFの中身。 保存の項目が出るところまでの確認です。
それでも、使いどころははっきりしています。商談のあとに料金表と要約を貼って送れば、3つの書類の下書きが、私が試したときは約10秒で並びました。あなたの仕事は、数字を打つことから、見て確かめることに変わります。まずは練習用のサンプルをそのまま貼って試してください。530,000円、53,000円、583,000円が出れば、手順は合っています。
※2026年10月9日現在の情報です。
私は、「AI先生2.0」としてAI講座を4つ運営しています。
1.社員向けに「AI技能習得講座」 この講座はAIを初級から中級まで学ぶことが出来ます。
内容は、
①AIアプリの特性と最新の使い方を学べます。
②受講生にとって必要なアプリを作れるようになります。
2.経営者向けに「経営者向けAI講座」を開設しています。
内容は、
①AI9マス思考法で経営者のしたい事をまとめます。
②まとめた思考を「事業計画書」にまとめてAIで効率化・売上UP出来る方法を提案します。
3.AI講師になりたい人向けに「AI講師育成講座」を開設しています。
内容は、
①私が講座でしている内容をすべて開示して、ひとりで自信をもって講師業を開設できます。
②教材もすべてお渡ししますのですぐに講師として活躍できます。
4.売れていない講師向けに「AI講座販売プログラム」を開設してます。
内容は、
①Webポータルサイト、交流会などでの販売方法をもれなく学べます。
②教材もすべてお渡ししますのですぐに講師として活躍できます。
以上随時講座を受講できます。
講師紹介
初めまして、AI先生2.0こと西尾です。
現在、AIを使って中小企業の成長をお手伝いしています。
AIは、社会インフラとして、電気水道ガスと同じように社会にとって欠かせないものとなります。
これは、35年前のインターネット革命を思い出していただければわかると思います。
今、インターネット革命を超える「AI革命」を商機と捉え、一緒に会社を飛躍するお手伝いをします。
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