月曜の朝に受信トレイを開くと、先週のメールとチャットが積み上がっています。返事を済ませたのはどれで、まだなのはどれか。今週のどこで取りかかるのか。それを思い出そうとするだけで、朝の時間がどんどん減っていきます。
先週のやりとりを上から読み返す代わりに、Geminiに「返事をしていない件」と「今週中に対応が必要な件」を洗い出してもらい、段取りメモの形に整えてもらえます。使うのは、Geminiの調べもの機能「Deep Research」です。
この記事には、自分のGeminiで実際に2回試した結果をそのまま書きます。1回目は失敗し、2回目は使えるメモになりました。両者の違いも書いておきます。
月曜の段取りセットを、LINEで受け取れます。
LINE公式アカウント「AI先生2.0」を友だち追加して、トーク画面で「段取り」と送ってください。Gemini Deep Researchに送る依頼文3本、突き合わせ表、質問メモ8個のセットが届きます。
(ID検索:@093uxerc)
https://line.me/R/ti/p/%40093uxerc

1 月曜の朝、返事をしていない件が一覧になる
結論:Deep Researchの調べる先を自分のメール・チャット・ドライブに切り替えれば、先週分の返事待ちを洗い出してもらえます。
Deep Researchは、質問を受け取ると調べる計画を立て、数分かけて資料を読み、報告書にまとめる機能です。ふだんは「ある業界について調べて」というように、ネットの情報を集める機能として使われています。
ただ、この機能は調べる先を選べます。ネットを外し、自分のGmail、ドライブのファイル、チャットだけに絞れるのです。そうすると調べる対象は「業界の動き」ではなく「自分の先週」になります。
私が試したのは、月曜の朝に使う形です。先週1週間のメールとチャットから、まだ返事をしていない件と今週中に対応が必要な件を拾い、今週の段取りメモにしてもらいます。この使い方は私が考えた応用です。調べる先を自分の情報へ切り替える仕組みのほうは、Googleが2025年11月に発表したもので、2025年11月から使えます。
なぜ月曜の朝かというと、返事の抜けは週をまたぐと見つけにくくなるからです。先週のうちは覚えていた約束も、新しい週のメールが重なると埋もれてしまいます。だから週の初めに、先週ぶんをまとめて棚卸しします。受信トレイを上から読み直す代わりに、Geminiに一度読ませ、拾われた結果だけを自分の目で確かめる。この順番に変えるだけで、朝の作業の中身が変わります。
Deep Researchは、調べる計画を立ててから時間をかけて複数の資料を読み、報告書の形で返してくれます。待ち時間は数分あります。その間は、ほかの作業を進めて大丈夫です。

2 調べる先を、ネットから自分のメールに切り替える
結論:初期状態ではネットも調べる先に含まれています。「ソース」で検索のチェックを外すと、自分の情報だけを調べます。
Deep Researchを選ぶと、入力欄の下に「ソース」というボタンが現れます。開くと、次の4つが並んでいます。
「Google 検索」
「Gmail」
「ドライブ」
「チャット」
最初からチェックが入っているのは「Google 検索」だけです。何も触らずに頼むと、調べにいくのはネットの情報で、自分のメールは読まれません。
そこで「Google 検索」のチェックを外し、「Gmail」「ドライブ」「チャット」にチェックを入れます。ボタンの表示が「+1 ソース」のような形に変われば、準備は終わりです。検索を外すと選んだソースだけで調べる仕組みで、これは公式ヘルプにも書かれています。
この切り替えひとつで、調べもの用の機能が、自分の仕事を棚卸しする道具になります。ネットの情報は混ざりません。内容が正しいかどうかは、元のメールで確かめます。

3 先に済ませる準備と、使える条件
結論:Gmailとドライブを選ぶ前に、Geminiへメールとドライブをつなぐ許可(アプリ連携)が要ります。会社のアカウントは、管理者側の設定も先に必要です。
「ソース」の画面の一番下に、「アプリ連携を有効にする」という項目があります。GmailとドライブはGeminiにGoogleのアプリを接続した場合にだけ使えるので、選べないときは、ここで先に連携を有効にします。
接続できないときは、次の2点を見てください。
Geminiの「アクティビティの保存」(公式ヘルプの表記です)がオフになっていると、Google Workspaceのアプリには接続できません。オンに戻してから接続します。
会社や学校のアカウントでは、管理者があらかじめアプリ連携を許可している必要があります。許可が出ていなければ、自分では解決できないので、管理者に依頼します。
「チャット」だけは、公式の説明が分かれています。私のGeminiのソース一覧には表示されましたが、個人のアカウントで使えるかどうかは、公式の情報どうしが食い違っていて確認できませんでした。会社のアカウントでは管理者の許可が要ります。個人のアカウントで使えるかどうかは、確認できていません。この記事の手順は、メールとドライブを軸に進めます。
使う場所はパソコンのブラウザです。スマホでは、ソースを選ぶ項目が出ないことがあると、公式ヘルプに書かれています。
4 手順は6つ。パソコンのブラウザで進める
結論:入力欄の「+」から始めてソースを切り替え、依頼文を送り、「リサーチを開始」を押します。
1 まず、パソコンのブラウザでGeminiを開きます。
2 入力欄の「+」を押します。
3 「その他のツール」を押し、「Deep Research」を選びます。表示は英字のままです。選ぶと入力欄が「調べたい内容を入力」に変わり、下に「ソース」「ファイル」のボタンが現れます。
4 「ソース」を押し、まず「Google 検索」のチェックを外します。そのうえで「Gmail」「ドライブ」「チャット」にチェックを入れます。チャットが選べない場合は、第3章の条件を確かめてください。
5 入力欄に依頼文を入れて送ります。依頼文は第6章に載せた一文です。
6 「リサーチプラン」が表示されます。調べる手順の案で、「数分で完了予定」と書かれています。内容に目を通したら、「リサーチを開始」を押します。

「リサーチを開始」を押すまで、調べは始まりません。プランが出た状態で待っていても、報告書は出てきません。
調べが終わると、画面に英語の1文が出ます。日本語の画面でも、お知らせは英語のままです。その後に報告書のカードが現れ、開くと右上に「目次」「共有とエクスポート」「作成」が並んでいます。
月曜の段取りセットを、LINEで受け取れます。
LINE公式アカウント「AI先生2.0」を友だち追加して、トーク画面で「段取り」と送ってください。Gemini Deep Researchに送る依頼文3本、突き合わせ表、質問メモ8個のセットが届きます。
(ID検索:@093uxerc)
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このセットには、次のものが入っています。
1 依頼文3本。2026年10月18日・19日に自分のGeminiで実際に動かして、報告書が出たものだけを入れています。基本の型と、期間を替えた版、拾いたい件を替えた版です。
2 突き合わせ表1枚。メモに挙がった件を、受信トレイで本当に返事をしていないか確かめるための表です。
3 質問メモ8個。会社のアカウントで使う前に、管理者や上司へ確かめる項目で、そのまま送れるメールの文面がついています。
うまくいかなかった長い依頼文も、使わない例として載せています。Googleドキュメントで、全10ページです。
5 1回目は、細かく指定した長い依頼文で、使えるメモになりませんでした
結論:書き方を細かく縛った長い依頼文では、メールの中身が報告書に反映されませんでした。
1回目は、使えるメモに仕上げたくて、細かく指定しました。依頼文は次のとおりです。
先週(直近7日間)の私のメール・チャット・ドライブの資料だけを調べて、今週の段取りメモを作ってください。Google検索は使わず、見つかった内容だけを根拠にします。出力は次の4つの見出しで書いてください。1 今週が期限のもの、2 まだ返事をしていないもの、3 先週決まったこと、4 今週やることを優先順に5つ。各項目には根拠のメール・チャットの件名と日付を添える。見つからない項目は「見つかりませんでした」と書く。
出てきた結果は、使えるものではありませんでした。報告書は、メールやチャットではなく、実行環境のファイルを調べた内容になっていたのです。しかも「見つかりませんでした」が25回も並び、段取りに使える中身はひとつもありませんでした。
奇妙なのは、参照したソースの欄にはメールの件名が並んでいたことです。Gmailは読みにいっていたのに、報告書には反映されませんでした。送信から完了までの所要は、約6分でした。

もうひとつ、ここで手が止まる場面があります。画面が古いまま動かなくなることがありました。送信した直後や実行中に表示が更新されず、読み込み直すと完了していた、ということが2回ありました。「まだ終わらない」と感じたら、ページを読み込み直してください。
6 2回目は短い一文で、使えるメモになりました
結論:次の一文を送ったところ、メールの中身を使った段取りメモが出ました。貼ってそのまま使えます。
先週1週間のメールとチャットから、私がまだ返事をしていない件と、今週中に対応が必要な件を洗い出して、今週の段取りメモにしてください。
ソースは前の章のとおり「Gmail」「ドライブ」「チャット」にし、「Google 検索」は外してあります。
出てきた報告書の構成は、次のとおりです。題名はGeminiが付けたものです。
要約
返事がまだの案件(3点)
案件ごとの詳細
今週の行動計画
内容はメールを使った報告になっていました。私的な内容が含まれるため、結果の画面はここには載せません。
1回目との違いは、依頼文の長さと、出力の形を細かく指定したかどうかです。ただ、原因が長い指定にあるのかは、1回ずつの比較だけでは確かめられていません。「短く書けば成功する」とは言えず、言えるのは、同じ設定で短い一文のほうがうまくいった、という事実だけです。
使い方としては、月曜の朝に報告書を開き、「返事がまだの案件」の上から順に返信します。「今週の行動計画」は、自分の予定表へ写します。メモの内容は、元のメールで確かめてから使ってください。
確かめる順番は次のとおりです。最初に、「返事がまだの案件」に挙がった件を、受信トレイで検索します。本当に返事をしていないかどうかは、見れば分かります。次に、「今週の行動計画」にある期限を、元のメールの文面と突き合わせます。日付や宛先が、報告書の書き方と元のメールでずれていないかを見ます。拾い漏れがないかどうかは、報告書だけでは分かりません。

7 応用と、確かめたこと・確かめていないこと
結論:同じ切り替えで、段取りメモ以外にも使えます。まず今日、ソースを切り替えて一文を送ってみてください。
応用するときに変えるのは、依頼文の「先週1週間のメールとチャットから」の部分と、「洗い出す」中身だけです。たとえば、ドライブの資料だけを選んで、内容が古くなっている箇所を挙げてもらう。メールだけを選んで、先月に約束した件の抜けを探す。調べる先を替えれば、同じ流れで使えます。これらは私が考えた使い方で、今回は動かしていません。
使うときの注意が2つあります。
1つ目は、メールやファイルを情報源にした場合、報告書に図やグラフは付かないことです。文章のメモとして使います。
2つ目は、データの扱いです。個人のアカウントでは、メールやファイルそのものでモデルを直接学習することはありません。ただし、そこから作られた要約や抜粋は、学習に使われることがあります。人が内容を確認する場合もあると、Googleのヘルプに書かれています。仕事のメールを個人のアカウントでつなぐ前に、会社の決まりを確かめてください。
確かめたこと:2026年10月18日に、自分のGemini(画面に「Pro」と出るプラン、日本語の画面、パソコンのChrome)で、ソースの切り替えから報告書の完成まで、2回実行しました。結果は、1回目が失敗、2回目が成功です。
まだ確かめていないこと:「共有とエクスポート」の中に、「共有」「Google ドキュメントにエクスポート」「ノートブックにエクスポート」「内容をコピー」が並ぶところまでは目視しました。押した結果は、見ていません。無料プランでの動き、毎回同じ結果になるか、個人のアカウントでチャットが読めるか、報告書にチャットの中身が入っていたかも、確かめていません。
今日できる行動は、ひとつだけです。パソコンでGeminiを開き、「+」から「Deep Research」を選んで、「ソース」の「Google 検索」を外します。そして、第6章の一文を送ってください。
月曜の段取りセットを、LINEで受け取れます。
LINE公式アカウント「AI先生2.0」を友だち追加して、トーク画面で「段取り」と送ってください。Gemini Deep Researchに送る依頼文3本、突き合わせ表、質問メモ8個のセットが届きます。
(ID検索:@093uxerc)
https://line.me/R/ti/p/%40093uxerc

※2026年10月19日現在の情報です。
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